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きらきら「星」に願いを。-未公開-
電車に乗ったら、車いすのおじさんがドアの前にいた。少し離れた所にお母さんと小学1年生位の小さな女の子がいて、女の子は「その小さな声」でお母さんにこういった。
「次の駅、あのおじさんがいるほうの扉が開くけどおじさん大丈夫かな・・・」
そういって心配そうにずっと「チラチラ」とおじさんのほうを気にしていた。そうしているうちに電車は次の駅についた。今にも走り出しそうな表情の女の子に向かって、お母さんが「駅員さんが来てくれるから大丈夫よ」と。ホームに立って待っていた駅員さんを見て言った。
おじさんは駅員さんと一緒に電車を降りて行った。
車いすのおじさんの「小さな冒険」を見届け、ほっとしている女の子に向かって、お母さんがこう言った。「ありがとう」と。
それはそれは「ちゃんと」言っていた・・・
女の子は・・・それはそれは「ちゃんとした」ありがとうを、それはそれは「ちゃんと」受け取っていた・・・
そのあと電車に乗ってきた、もっと小さな女の子が、急に「きらきら星」を歌いだした。
「きらきらひかるおそらのほしよ・・・」その小さな「声」は響いた・・・
大丈夫 きっと 君たちの「声」は届く。
そう思った・・・そんなお話。
きらきらひかる おそらのほしよ
まばたきしては みんなをみてる
きらきらひかる おそらのほしよ
みんなのうたが とどくといいな
出典「きらきら星」フランス民謡
で・・・どっかに「きき」って名前の女の子っているのかな?・・・なんか可愛いな。
おはようございます。2020年7月30日(木曜日)
それでは第百十三話「はじまり」です。
今日のお話は「終わり」です。
最後に・・・書いている理由、それは「人」です。
そう思える「人」がいなければ、僕は生きる「今」にたどり着いていません。
僕にとっての生きる意味・・・それは「あなた」です。
文章の所在が分からなくなったり、言葉では辿り着けないこともありますが・・・
今日も最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!
今日という一日に「少し」の 勇気 を
そんな【願い】を
それではまた明日。