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歌に詠む「あくがれ」と「酒」-未公開-
今日8月24日は「愛酒の日」ですね。
明治・大正時代を生きた、酒と旅をこよなく愛した歌人「若山牧水」
その彼の誕生日にちなんで制定された記念日です。
けふもまた こころの鉦を
打ち鳴らし 打ち鳴らしつつ あくがれて行く
若山牧水
心の中に鳴り続ける・・・止まない鉦(鐘)その音を打ち鳴らし続け・・・真摯に歩き続ける。
「あくがれ」への旅を。
※「あくがれ」は「あこがれ」の古語で「あくがれ」の語源は、「在所」を「離る」。つまり、魂が今在るところを何かに誘われ離れ去って行くという意味で、そこから「思いこがれる」という今日の言葉が生れたのだそうです。
若山牧水は、旅を愛し、生涯にわたって旅をしては各所で歌を詠み、日本各地に歌碑がある。鉄道旅行を好み、鉄道紀行の先駆といえる随筆も残している。
大の酒好きで、一日一升程度の酒を呑んでいたといい、死の大きな要因となったのは肝硬変である。ちなみに、夏の暑い盛りに死亡したのにもかかわらず、死後しばらく経っても死体から腐臭がしなかったため、「生きたままアルコール漬けになったのでは」と、医師を驚嘆させた、との逸話がある。
1904年(明治37年)早稲田大学に入学。同級生の北原射水(後の白秋)、中林蘇水と親交を厚くし、「早稲田の三水」と呼ばれる。友人であった石川啄木の臨終に立ち合う・・・
参考文献 ウィキペディア(Wikipedia)
ワシモ(WaShimo) 若山牧水 ~ あくがれと二面性
若山牧水
海底に眼のなき魚の棲むといふ眼の無き魚の恋しかりけり
なほ耐ふるわれの身体をつらにくみ骨もとけよと酒をむさぼる
若山牧水
家にいたら旅に出たくなる、旅に出たら帰りたくなる。酒を飲みたいけど、飲んだらいけないと思うけど、飲まずにはいられない。
私は悲しい、寂しい、つらい。
牧水は、ありのままをさらし、それを歌に詠んだ人でした。弱さを見せられる、それが他ならぬ牧水の強さでした。
出典 ワシモ(WaShimo)
若山牧水 ~ あくがれと二面性
おはようございます。2020年8月24日(月曜日)
それでは第百三十八話の「はじまり」です。
今日のお話は「終わり」です。
文章の所在が分からなくなったり、言葉では辿り着けないこともありますが・・・
今日も最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!
今日という一日に「少し」の 勇気 を
そんな「あくがれ」を
それではまた明日。