月あかりの下に還す「秋の報せ」ー未公開ー

かが鳴いている・・・

「コオロギ」か・・・

「蟋蟀」は男しか鳴かない・・・

そして求「愛」の鳴き声と「闘」いの鳴き声があるらしい・・・

僕にはまだ聞き分けれない。

「蟋蟀」は・・・100g当たりの「たんぱく質」の量が「牛」の約3倍もあるのだ・・・

しかも・・・昆虫を生育する際の温室効果ガス排出量や必要な水やエサの量が「家畜」と比べて圧倒的に少ないのだ・・・

2050年には世界人口が100億人になり「たんぱく質」を確保することが重要な課題だそうだ・・・

そこで家畜の代替えとしての昆虫食(蟋蟀)が注目されているらしい。

蛍光灯の下にいる「蟋蟀」が「代替」に見えてきた・・・

「似合わないな・・・」

の「愛」で溢れている「マザー・テレサ」の合掌の中のように・・・

両手で、そっと(ふわっと)包む

「揚げてみようか・・・」発火する「本能」・・・

に・・・固唾をのんだ・・・

だが・・・月のあかりの下に帰した・・・

「還って来いよ」という言葉を添えて・・・

「秋の報せ」が「タンパク質」になる日がくるのだろう・・・

あかリの下で・・・

リリリリリリリリ・・・

「まだこっちのが似合うな・・・」

「秋がくる」

僕はそっと唾を呑み込んだ・・・


おはようございます。2020年9月6日(日曜日)
それでは第百五十一話の「はじまり」です。

今日のお話は「終わり」です。

文章の所在が分からなくなったり、言葉では辿り着けないこともありますが・・・

今日も最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!

今日という一日に少し」の 勇気 

そんな「報せ」
それではまた明日。

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