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「で」が「と」だった母。-未公開-
相互援助は自然の法則にして
生物進化の重大なる要素である。
出典 クロポトキン(ロシアの革命家、政治思想家、地理学者 / 1842~1921)
タマネギ畑で爺婆をながめていたら、ふと母のことを思い出した・・・
母の言葉を。小さい頃からずっと・・・
「で」が「と」だった。
母「ゲームと遊ぶのやめなさい」
僕「やだ」
母「外とボールと遊んできなさい」
僕「今はやだ」
母「外とボールが遊びたいって言ってるでしょ、早く行ってあげなさい」
僕「・・・」
母「勉強しなさい」
僕「やだ」
母「教科書が勉強したいって言ってるでしょ?」
僕「教科書がって・・・」
母「宿題すんだ?」
僕「まだ漢字帳が・・・」
母「じゃあ早く鉛筆と漢字を書きなさい」
僕「・・・」
「で」が「と」だったな。
母上様・・・
そんなことを思い出してたら、急に目の前の「景色」が「風景」にみえてきた・・・
爺婆は畑でタマネギを育てて畑でタマネギをとっているのではないのか!?
爺婆は畑とタマネギを育てて畑とタマネギをとっている・・・のか!!
で、とだったのか!!母上様よ・・・
と「腑に落ちたい」が・・・
おはようございます。2020年7月10日(金曜日)
それでは第九十三話「はじまり」です。
今日のお話は「終わり」です。
文章の所在が分からなくなったり、言葉では辿り着けないこともありますが・・・
今日も最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!
今日という一日に「少し」の 勇気 を
そんな【と】を
それではまた明日。