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ロボットの「勇気」という手間ヒマ。-未公開-
20XX年 世界には「ロボット」が溢れ「人」と「共存」していた。
人間は、AIロボットのおかげで「席を譲る」という「手間ヒマ」を排除し、合理的に「席を譲る」という社会を築いていた。と同時に「勇気」という手間ヒマは、過去の遺物となり、人々の心から「勇気」という概念は無くなっていた。
そう手間ヒマかけて・・・
説明しよう
出典 AHO AHO MAN(アホアホマン)
手間ヒマとは「その」時間や労力を費やしたことを表す表現である。
何かを「つくる」際に、それを使う人のことを考えて、非常に細かいところまで注意を配ることである。
物事をより良いものにするために盛んに努力をすること。なのである。
電車に乗り込んだお婆さんはこう思った。
もう少しであの世からお迎えが来るのぉ・・・
そういえば昔は電車に乗って、立っていたら、恥ずかしいのか無言でどいてくれる「人」とか、中には遠くから「席どうぞー」って言ってくた「人」・・・(笑)
たくさんの「思いやり」というカタチの「勇気」を「人」から貰ってたのじゃのぅ・・・
「勇気」・・・死ぬ前に、胸が熱くなる、その「心」にもう一度触れたいのぅ・・・と。
※優しいお婆さんは「声」には出せず、そっと心で思った。
説明しよう
出典 AHO AHO MAN(アホアホマン)
刑法(ロボット職権濫用)
第∞九十四条 ロボットがその職権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害したときは、二年以下の懲役又は禁錮に処する。
お婆さんの、その「心の声」を解析したロボットは、人(彼)のイヤフォンを「ハック」しこう提案した。
「 」
ロボットからの提案を聞き、人(彼)は立ち上がって「お婆さん」にこう言った。
「 」
お婆さんはとても嬉しそうに席を譲って貰い、笑顔になりました。とさ。
めでたしめでたし。
きっと「ロボット」は「人」に成れるし、僕らも「ロボット」に成れる。
だからさ「人間とは何か」を問い続けながら、ロボットが簡易に代替する「非生産性」も「非合理」も「善意」や「神さま」とか「愛」・・・そんな人間らしい「何か」の向こう側へ、しなやかに進化していきたいと思う。
最後の「人」として。手間ヒマかけて。
きっと僕たちは、最後の「生身の人間」という時代を生きている。信じるか信じないかは・・・
あなた次第 ドーン!!
おはようございます。2020年7月11日(土曜日)
それでは第九十四話「はじまり」です。
今日のお話は「終わり」です。
文章の所在が分からなくなったり、言葉では辿り着けないこともありますが・・・
今日も最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!
今日という一日に「少し」の 勇気 を
そんな【合理性】を
それではまた明日